(2025年)建築基準法の改正について教えてください...
建築基準法が来年から変わると聞きました。住まい探しやリフォーム予定の人に影響がある部分について教えてください。
プロのアドバイス
25年の建築基準法改正の背景としては、省エネの促進、木材の利用促進、建物倒壊の防止の三点があります。なかでも省エネの推進と建物倒壊の防止については、それぞれ省エネ基準の引き上げ、四号特例の縮小が大きく影響してきます。
まず、省エネ基準は高い断熱性能を持つことが義務化されます。基準を満たすためには高性能な断熱材や窓、新建材等が必要になるので建築・リフォームコストの上昇、工期の長期化が予想されます。また、四号特例の縮小はこれまで特例によって建築確認を必要としなかった小規模建築物についても建築確認が必要になります。具体的には木造二階建て、または延床面積200㎡超の木造平屋建ては全て建築確認の対象となります。特にリフォームについては影響が大きく、建築確認のコストや審査期間分の工期長期化はもちろん、建築確認に対応出来ない事業者が多くなる可能性もあります。
これから建築やリフォームをお考えの方は、今回の建築基準法改正について熟知しているかどうか注意して事業者を選ぶ必要があります。