中古マンションを選ぶとき、管理会社は何をどう見れば安心できますか？

購入前に調査可能な範囲として、まず書類ベースで①直近の長期修繕計画、②管理費・修繕積立金の水準と積立方式（段階増額方式　or　均等増額方式）、③過去の大規模修繕実績と次回予定、④滞納状況と残高推移、⑤理事会・総会の議事録を可能な範囲で確認します。最も注目すべきは修繕積立金で、これは将来工事の原資になるものです。長期修繕計画に照らして積立が足りるか、方式や増額の考え方が合理的なものになっているかといった視点で見てみましょう。あとは、直接現地に赴いて管理状況を確認します。エントランスの掲示物が最新か、清掃が丁寧か、ごみ置場・駐輪場のルール運用は適切か、消防設備やエレベーター点検のタグ更新はされているか、など。

管理を買うとまで言われるマンション購入ですが、ここまで確認すれば大丈夫かと思います。