都内の一戸建てなど敷地いっぱいに建築できるのはなぜ?...
都内の小さな3階建ての建売住宅などで敷地境界から後退せずに建築されている事が多いですがなぜでしょうか?
プロのアドバイス
ご質問の通り、本来、民法上は敷地境界から50cm以上後退して建築しなければなりません。
しかし、都心の狭小住宅などでは敷地いっぱいに建築されています。
これは民法上の敷地境界から50cmという定めに例外があり、
①隣地所有者の承諾がある場合、
②同じ売主が分譲する
場合にはこの50cmを遵守しなくても良いことになっているためです。
少しでも大きな家にしたいという要望に応えられる反面、
後々のリフォームに支障が出たり、
室外機の設置が困難だったりと気を付けなければならない点もあるので注意が必要です。