不動産Q&Aトップ>母屋下がりって何か意味があるのですか?...

母屋下がりって何か意味があるのですか?...

都内で一戸建てを探しています。不動産会社からいくつか物件を紹介されたのですが、探している地域の物件は母屋下がりが多いですねと言われました。2階北側のお部屋が勾配天井になっていたり、外観も片側の屋根が下がっている物件が多かったです。母屋下がりって何ですか?何か意味があるのですか?

プロのアドバイス

母屋下がりは屋根の傾きに合わせて勾配の付いている天井のことを言います。おそらくお探しされている地域では、斜線制限にかかってしまうケースが多いのかもしれません。2階北側のお部屋などは北側斜線制限のためと推察できます。
高さの制限は、大きく分けて「絶対高さ制限」「道路斜線制限」「隣地斜線制限」「北側斜線制限」の4種類があり、日照や採光、通風等、良好な環境を保つため建築物の高さを規制するものです。この規制にかかると斜線に合わせて屋根の形が切り取られ、母屋下がりのお部屋になることが多いです。住宅密集地や都心の狭小住宅などでよく見かけます。
良し悪しは個人の感覚にもよるので一概に白黒付けられませんが、お部屋に入って圧迫感を受けるような物件は避けた方が良いかもしれません。

Q&Aカテゴリー